like a water painting
色合いやフリルがまるで水彩画のように儚く、それなのに切り花になっても成長して2番花や3番花まで咲かせる強さも持ち合わせた草花。
人の顔のように見えることから人面草という異名を持ったり、パンジーの名前の由来も、俯いて咲く様子が物思いに耽っているように見えるため、フランス語で思想を表すpansée(パンセ)からきているそう。
生けていると茎部分も伸びて来きて、グリーンとしても魅力的。
花を咲かせたりグリーンとして成長させるには、切り花栄養剤も有効です。
枯れてしまったお花は、茎の付け根でカットして取り除きましょう。
パンジーはお庭や公園で地面に乗っかっている様に咲く背の低い植物だというイメージがありますが、品種改良と、脇目を摘んで上に伸ばすという生産者さんの努力によって、切り花に使える長さになっているのだそう。
今回は、いろんな色のパンジーだけで、バサッと生けてみました。
顔がいろんな方向に向くようにすると、野の花のナチュラル感を活かせます。
茎が少し折れやすいので、注意しながら生けましょう。
葉が水に浸かってしまうと腐りやすいので、水に浸る部分の葉は取り除きます。
下に引っ張ると繊維が切れずに表面が剥けてしまうので、ちぎるように取り除くか、ハサミでカットします。
近年のパンジーはフリルやニュアンスカラーなどどんどん可愛くなってきていて、今後も注目したいお花の一つです。
パンジー
スミレ科スミレ属
原産地:ヨーロッパ
旬(切り花):1〜3月
香り:なし